陶の小品展

概要

月のはなれで展示をさせて頂いて三年が経ち、四回目の展示です。
この場をお借りできること、そしてこの場でみなさまと新たな縁でつながれることを幸せに感じております。

私は美大の彫刻科を出て、普段は図工の教師をしております。
制作は夏の一ヶ月間に集中し、陶芸は独学により制作しているため、試行錯誤と失敗を繰り返しています。
なんとか展示まで漕ぎ着けたことに感謝するとともに、本職の陶芸家や職人さんたちの凄さを痛感し、そして尊敬の念を抱きます。

また、それにも増して感じるのは、先人の知恵と文化、自然の恵みと力、そして家族やみなさまの存在が私を支えてくれていることです。
そうした素晴らしい世界にいる私という身体と感覚が、今回このようなかたちを表すに至りました。
祈るような気持ちです。
まだまだ力不足ではありますが、お手に取ってご覧頂ければ幸いです。

日向野 豐